法体系
法令とは、
日本国憲法を頂点に、法、施行令、施行規則及び告示までを言う。
なお、通達は、上級行政庁が下級行政庁を拘束するための解釈や運用を示すものであるため、法令とは異なる。
日本国憲法
◎◎法 ----- (法律)
◎◎法施行令 ----- (政令)
◎◎法施行規則 ----- (府令・省令)
◎◎法告示 ----- (告示)
法令の基本構造
(論理的な体系に基づく区分)
編(篇)
章
節
款(かん)
目
(基本的な単位)
条 … 条名:(法令の基本単位)
項 … 項番号:(アラビア数字)
号 … 号名:(漢数字で列挙)
『及び』・『並びに』 (and)
『及び』・『並びに』は、並列的(併合的)接続詞で、結合される語が同じ種類の場合や同じレベルの場合は
『及び』を使用する。
一方、
『並びに』は、結合される語が異なる種類の場合や別レベルの場合は
『並びに』を使用する。
(例)A、B及びC
(例)A、B及びC並びにD及びE
(例) 一 憲法改正、法律、政令
及び条約を公布すること。
『又は』・『若しくは』 (or)
『又は』・『若しくは』は、選択的接続詞で、結合される語が同じ種類の場合や同じレベルの場合は
『又は』を使用する
(大きな選択的接続詞)。
一方、
『若しくは』は、結合される語が異なる種類の場合や別レベルの場合は
『若しくは』を使用する
(小さな選択的接続詞)。
(例)A、B又はC
(例)A、B又はC若しくはD又はE
(例)皇室に財産を譲り渡し、
又は皇室が、財産を譲り受け、
若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない。