暑さ指数(Wet Bulb Globe Temperature)は、人体と外気との熱収支に着目して、熱中症を予防することを目的として提案された指標で、人体の熱収支の与える影響の大きい『気温』、『湿度』及び『輻射熱』の三つの要素から算出する指標です。
 ※ 輻射熱ふくしゃねつとは、日差しから直接的に受ける熱や、地面、建物及び人体などから放出される熱のこと。


■□ 日射の有る場合(屋外) □■
乾球温度(℃):乾球温度は、必ず℃単位で入力して下さい。(例:25.4)
湿球温度(℃):湿球温度は、必ず℃単位で入力して下さい。(例:20.7)
黒球温度(℃):黒球温度は、必ず℃単位で入力して下さい。(例:26.8)



■□ 日射の無い場合(屋内) □■
乾球温度(℃):乾球温度は、必ず℃単位で入力して下さい。(例:25.4)
相対湿度(%):相対湿度は、必ず%単位で入力して下さい。(例:70.0)


◇◇◇◇ 参 考 ◇◇◇◇
日常生活における熱中症予防指針(日本生気象学会)
温度基準
(Wet Bulb Globe Temperature)
注意すべき
生活活動の目安
注意事項
危険
31以上
すべての生活活動でおこる危険性高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
厳重警戒
28〜31
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒
25〜28
中等度以上の生活活動でおこる危険性運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。
注意
25未満
強いの生活活動でおこる危険性一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

◇◇◇◇ 参 考 ◇◇◇◇
スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(公益財団法人日本スポーツ協会)
温度基準
(Wet Bulb Globe Temperature)
熱中症予防運動指針
31以上運動は原則中止特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合には中止にすべき。
28〜31厳重警戒
(激しい運動は中止)

熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
10〜20分おきに休憩をとり水分・塩分を補給をする。
暑さに弱い人(※1)は運動を軽減または中止。
25〜28警戒
(積極的に休憩)
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
21〜25注意
(積極的に水分補給)
熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
21満ほぼ安全
(適宜水分補給)
通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。
市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。
 ※1 暑さに弱い人:体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など。
update:2023.07.31

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