岩の原ワイン
岩の原ワインは、
(株)岩の原葡萄園が製造販売している地元のワインである。岩の原葡萄園は、頸城平野の南端・三基山山麓の上越市北方と言う豪雪地にある。
岩の原葡萄園は、1890年(明治23年)に川上善兵衛(創業者)が葡萄園を作ったことが始まりである。その後、豪雪地に適した葡萄の品種改良と風土に適した発酵・醸造方法を研究しワイン醸造に尽力した。
現在も、雪室を利用したワイン熟成庫など雪を利用した発酵・醸造が行われている。また、ワイナリーの見学なども出来る様になっている。
清酒菱ケ岳
清酒菱ケ岳は、
田中酒造(株)が製造販売した地元の清酒である。田中酒造は、上越市の長浜と言う海岸近くにある。更に、この近くには
『たにはま海水浴場』があり、夏には海水浴客で賑わう。
田中酒造の創業は古く、寛永20年(1643年)と言われており365年の歴史を持っている。主な、商品は『能鷹』であるが、ご当地清酒(直江津)も製造する。
清酒菱ケ岳は、上越地方の東頸城丘陵の最高峰・菱ケ岳(1129m)がある
安塚町(現安塚区)で栽培・収穫された酒米・五百万石と菱ケ岳の山麓の清水によって作られた。
なお、清酒菱ケ岳は田中酒造の商品群に載っていない為、限定的に製造・販売されたものと思われる。
清酒雪中梅
清酒雪中梅は、(株)丸山酒造場が製造販売している地元の清酒である。丸山酒造場は、上越市の三和区と言う頸城平野の東端の農村にある。
丸山酒造場は、1898年(明治30年)に創業した地酒酒蔵である。清酒雪中梅自体は比較的有名ではあるが、酒蔵としては大きくはなく醸造工程の見学などは行っていない様である。
清酒雪中梅は、頸城平野で栽培・収穫された酒米・五百万石と山田錦と自家製井戸から汲み上げられる井戸水によって作られる。
清酒八海山
清酒八海山は、
八海醸造(株)が製造販売している清酒である。八海醸造は、米どころの山深い南魚沼市と言う豪雪地にある。
清酒初花生酒
清酒初花生酒は、
金升酒造(株)が製造販売している清酒である。金升酒造(株)は、新発田市と言う城下町にある。
金升酒造(株)は、1822年(文政5年)に北蒲原郡岡方村長戸呂に高橋酒造店として創業した地酒酒蔵である。
酒米・五百万石、飯豊山系の伏流水の仕込み水及び交通の便の良い所などから、現所在地に酒蔵を構築。
新潟県の特産『あかい酒』を初めとして、ヨーグルトリキュールなど従来の清酒にこだわることなく多種のお酒を製造している。
2008年11月4日(火)に、民事再生法の適用を東京地裁に申請し倒産した。なお、現在は
ジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)(香川県)と
大関(株)(兵庫県)の支援を受けて再生中である。
吟醸越乃梅里
吟醸越乃梅は、
小黒酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。小黒酒造(株)は、豊栄と言う穀倉地帯の自然豊かな地域にある。
小黒酒造(株)は、比較的早くから有機農法に取り組んでおり、2002年(平成14年)には有機JAS認定工場(JAS-ASAC)に登録している。
特別本醸造峰乃白梅
特別本醸造峰乃白梅は、福井酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。
福井酒造(株)は、新潟平野の西部の弥彦山・角田山山系の麓の西蒲原と言う穀倉地帯の自然豊かな地域にある。
福井酒造(株)は、1636年(寛永16年)に越後三根山藩主(現在の新潟市西蒲区峰岡)に、清酒を献上したとの記録があるほどの歴史のある酒蔵である。
特別本醸造峰乃白梅は、
雪中梅と『越乃寒梅』と並んで、『越の三梅』と称される銘酒と言われている。
麒麟山伝辛
麒麟山伝辛は、麒麟山酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。
麒麟山酒造(株)は、福島県境に近い阿賀野川を臨む旧東蒲原郡津川町(現阿賀町津川)と言う山深いところにある。
麒麟山酒造(株)は、1843年(天保14年)に木炭商の齋藤吉左ェ門が、酒造業を始めたのが最初と言われている。
代々の当主が、辛口淡麗の清酒を好んだことから、いつの時代でも辛口淡麗の酒造りを貫いている。
特別本醸造北雪
特別本醸造北雪は、(株)北雪酒造が製造販売している佐渡島の清酒である。
(株)北雪酒造は、日本海の新潟県沖の佐渡島にある。
(株)北雪酒造は、1872年(明治5年)に羽豆家の個人商店として創業している。
北雪は、日本国内はもとより、海外にも輸出されており、アメリカの俳優ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)が好んで愛飲しているとのことである。
辛口真野鶴・本醸造
辛口真野鶴・本醸造は、尾畑酒造(株)が製造販売している佐渡島の清酒である。
尾畑酒造(株)は、日本海の新潟県沖の佐渡島にある。
尾畑酒造(株)は、1892年(明治25年)に創業している。
そして、1994年(平成6年)7月から佐渡金山の坑道内に清酒の貯蔵を開始した。
また、尾畑酒造(株)は、2009年(平成21年)10月からは普通酒の製造販売を廃止し、本醸造『辛口』をレギュラー酒とした。
こしのはくせつ
こしのはくせつは、弥彦酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。
弥彦酒造(株)は、新潟県西蒲原郡弥彦村の彌彦神社の弥彦山山麓にある。
弥彦酒造(株)は、1838年(天保9年)の江戸時代に創業している。
また、弥彦酒造(株)は、1848年(嘉永元年)の江戸時代に、独自の酒造法『泉流醸造法』を確立したとされている。
このこしのはくせつは、普通酒であり、地元の酒米と弥彦山麓の湧き水を使用された冴えたキレ味が特徴である。
本醸造君の井
本醸造君の井は、君の井酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。
君の井酒造(株)は、豪雪地の新潟県妙高市にある。
君の井酒造(株)は、1842年(天保13年)の江戸時代に創業している。
この記録(証し)としては、高田藩榊原藩主の酒造り128石の許可証が有るとのことである。
そして、君の井の名前の由来は、明治時代にこの君の井酒造(株)の隣にある東本願寺別院に明治天皇が来られた際に献上した酒から来ているとされている。
純米酒柳都/本醸造柳都
純米酒柳都/本醸造・柳都は、高野酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。
高野酒造(株)は、新潟市西区の越後平野にある。
高野酒造(株)は、1899年(明治32年)に創業している。
この純米酒柳都/本醸造柳都は、2017年(平成29年)9月に、地元企業が出資した柳都振興(株)が新潟県酒造組合との協業で企画された清酒である。
本醸造吉野家
本醸造吉野家は、柏露酒造(株)が製造し、柏露酒造(株)と(株)吉野家が販売している清酒である。
柏露酒造(株)は、豪雪地の新潟県長岡市十日町にある。
柏露酒造(株)は、1751年(宝暦元年)に創業している。
柏露の由来は、1882年(明治15年)に旧長岡藩主牧野家の酒造蔵を譲り受け、また牧野家の家紋『三つ柏』紋の使用と清酒名『柏露』を継承したことに拠る。
なお、本醸造吉野家は、1992年(平成4年)に牛丼チェーンの(株)吉野家との共同企画で『牛丼に合う日本酒』のコンセプトのもと
柏露酒造(株)が醸造している淡麗辛口の本醸造生貯蔵酒である。
酒米は、新潟県産五百万石が使用されている。
(株)吉野家の牛丼店では、オリジナルの徳利瓶に入れられて販売されている。
柿の種
柿の種は、
浪花屋製菓が製造販売している煎餅菓子の一種である。浪花屋製菓は、新潟県長岡市にある。
煎餅には、ウルチ米を原料にしている場合が多いが、この柿の種は餅米を原料にしている。この餅米を原料にすることは、大阪のあられ作りを参考にしているとのことである。
これが、浪花屋の名称の由来である。浪花屋製菓は、1919年(大正8年)に創業した煎餅屋だが、柿の種が生まれたのは1923年(大正12年)である。
なお、柿の種は、浪花屋製菓の他にいくつかの製菓会社によって製造・販売されている。
また、柿の種にピーナッツなどを混ぜて、お茶うけだけではなくビールなどにも合う様にした製品などもある。ただし、柿の種だけの製品の方が価格が高い様である。
更に、柿の種を大粒にして、時間を掛けて大辛口にした製品もある。
網代焼(あじろやき)
網代焼は、(株)新野屋が製造販売している米菓である。新野屋は、米山(992.6m)の山すそが日本海に臨む越後・柏崎市にある。
網代焼は、越後米と日本海の海老を混ぜ合わせて蒸し練った米菓である。ちなみに網代焼の網代は、檜や割竹を編んだもので稚魚をすくったことから魚を指すとの古老の話しに由来する。
網代焼は、お茶やビールにとても良く合うが、そのまま食べても美味しい。
駅弁ほたて舞
駅弁ほたて舞は、
(株)長岡浩養軒が製造販売している駅弁である。長岡浩養軒は、新潟県長岡市にある。
駅弁ほたて舞は、ホタテのきざみなどの入ったかやくご飯(少し粘り気がある)が1ケース(上段)、鶏唐揚、ホタテ、卵焼き、蒲鉾及び舞茸などが入ったおかずが1ケース(下段)あり、これらが2段重ねで販売されている。
駅弁ほたて舞は、主に上越新幹線の車内販売で購入可能だが、駅売店などでも購入可能である。
ルレクチェ(Le lectier)
ルレクチェ(Le lectier)は、新潟県新潟市南区(旧白根市)内で栽培・収穫される西洋梨である。新潟県新潟市南区(旧白根市)には日本一の大河・信濃川があり、信濃川が運び堆積した肥沃な土地によりこのルレクチェは栽培される。
ルレクチェは、1903年(明治36年)頃にフランス(オルレアン)から新潟県内に苗が持ち込まれ栽培され始めた。しかし、栽培が大変困難で希少価値が高く貴重品とされている。
ルレクチェは、10月頃に収穫されるが約40日間ほど寝かせてから(追い熟)出荷される。
ルレクチェ・食べ頃5つのサイン
- 色 …果実全体が鮮やかな黄色に変わる。
- 香り…甘い香りがしてくる。
- へた…茶色のへたが黒くシワシワになる。
- くび…へたに近い実のくびの部分が黒ずんでくる。
- 硬さ…手に持つとやや弾力のある感触になる。
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マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)
マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)は、フランス産の西洋梨である。主な国内産地は、山形県の様であるが、新潟県内でも栽培されている。
マリーラ(Marillat)氏によって、発見された品種であることから、品種名にマリーラ(Marillat)が冠された。
マルゲリット・マリーラは、ルレクチェ(Le lectier)と同様に追い熟が必要で、約10日間ほど寝かせてから(追い熟)出荷される。
したがって、食感は、ルレクチェに似ている。
新高(にいたか)
新高(にいたか)は、日本一の大河・信濃川が形成した豊かな土壌で栽培されている赤梨系品種の大きな梨である。
命名には諸説あるが、新潟県産の梨と高知県産の梨を交配して生まれた為とも言われている。
食感がしっかりしている梨で、果汁が多く酸味も弱く、とても食べ応えがある。
あんぽ柿
あんぽ柿は、佐渡島内で栽培・収穫された『おけさ柿』を追い熟し、硫黄燻蒸した干し柿である。あんぽ柿は、福島県伊達市で大正時代に開発された。
佐渡のあんぽ柿は、10月中旬から12月に掛けて生産され、通常の干し柿に比べて水分の含有が約40%〜45%と高く、中の果肉がゼリーの様になっている。
なお、佐渡島の羽茂地区への『おけさ柿』は、農業普及員・杉田清(新潟県東頚城郡安塚町出身)が昭和7年頃に初めて導入した。
巨峰
巨峰は、日本原産の葡萄である。原種は、オーストラリア産『センテニアル』と岡山県産『石原早生』であり、1942年(昭和17年)に『石原センテニアル』として誕生した。
巨峰は、葡萄の品種名ではなく、商標名である。1954年(昭和29年)に、特許庁に商標出願がなされ、1955年(昭和30年)に商標として認められた。
現在は、長野県が生産量日本一を誇っている。最近は、種無し巨峰などもある。