建築物環境衛生管理技術

【4.給水・排水管理】

• 衛生器具	−	＋	−	水を受ける器具
  		｜		・	便器、洗面器、手洗器、流し、浴槽など。
  		＋	−	給水器具
  		｜		・	水栓、洗浄弁、ボールタップ、シャワーなど。
  		＋	−	排水器具
  		｜		・	排水金物、トラップなど。
  		＋	−	付属器具
  				・	取付器具、紙巻器、化粧棚、タオル掛けなど。

• クロスコネクション：飲料水系統の配管と、その他の系統の配管を接続すること。禁止されている。
• サイホン作用：液体を、高い位置地点と低い位置地点を管で繋いで流す際、管内が液体で満たされていれば、管の途中に出発地点よりも更に高い地点があっても流体が流れ続ける現象。
• 逆サイホン作用：いったん吐水された水が、逆流して給水管内に混入する現象。
• バキュームブレーカー：逆流防止装置。
  　　　　　　　圧力式と大気圧力式があるが、便器に付いているものは大気圧力式。
• あふれ縁：洗面器などの水の溢れる部分。水槽類では、オーバーフローの位置。
• 吐水口空間：給水栓又は給水管の吐水口端とあふれ縁との垂直距離。
  　　　　　　　逆流防止。
• キャビテーション：ポンプ内で気泡が発生する現象。吐水性能の低下、金属音や振動の発生、侵食の原因となる。
• サージング：吐水量が変化し、息をつく様な運転状態。
• ウォーターハンマー：配管内の流れの急開、ポンプの停止などの時に発生する衝撃音や振動及び騒音。水撃。
• 水撃防止器具(エアチャンバー)：発生原因の弁などの近くに設置。
• 自己サイホン作用：サイホンの原理によって、トラップ内の残留封水が少なくなること。
• 間接排水：排水空間を設けて、排水系統をいったん大気中で切り分けた排水のこと。
• 排水口空間：水受け容器のあふれ縁又は排水を受ける床面と間接排水管端との間の垂直距離。
  　　　　　　　逆流防止。
• 特殊排水：有害、有毒、危険、その他望ましくない性質を有する排水。
  　　　　　　　一般の排水系統又は下水道へ直接放流出来ない。
• 封水強度：排水管内に、正圧又は負圧が生じた時のトラップの封水保持能力。
• 逃し通気管：排水管と通気管の空気の流通を円滑にする為の通気管。
• 湿り通気管：配水管配管の節約の為、1〜2個の器具の排水管と通気管を兼用する部分。
• 水槽照度率：水槽内照度と水槽外照度との比。
• 空気抜き弁：装置や配管内の空気を抜く弁。管内圧力が負圧になる箇所。
  • 手動式：ピーコック
  • 自動式：熱動式、浮子式及び併用式。
• 止水弁：配水管(水道本管)から給水管を分岐・取出した後に取り付けた弁。

• インコア：管と継手の接続の際に、外部からの力によってつぶれない様に、接合部の管の内部に挿入するもの。
• TS接合：1／25〜1／37のテーパの付いた受け口を持つTS管継手に接着剤を塗布して接合する方法。
• TK接合：接合部を加熱し、溶融面を圧着して接合する方法。
• 一過式配管：水や湯が通り過ぎるだけで、循環しない配管方式や、その様な配管部分。

• 水道直結方式：水道本管から直接引き込む。
  • もっとも衛生的。
  • 設備費が最も安価。
  • 一般住宅2階建て。
  • 給水圧の変動あり。
• 高置水槽方式：受水槽、揚水ポンプ、高置(高架)水槽で構成。
  • 給水圧が、もっとも安定。
  • 断水時は、水槽の残り水が利用可。
  • 設備費が割高。
  • 水質汚染の可能性大。
  • 上階は水圧不足、下階は過大水圧。
• 圧力水槽方式：受水槽、給水ポンプ、圧力水槽、空気圧縮機で構成。
  • 設備費が高置水槽方式より安価。
  • 給水圧の変動大。
  • 維持管理費が割高。
• ポンプ直送方式：受水槽、給水ポンプで構成。
  • 安定した給水が可能。
  • 給水ポンプの故障時の対策が必要。
  • 設備費が最も高価。
• 水道直結増圧方式：直結給水ブースタポンプのみ。
  • 増圧ポンプの口径：75�o以下。
  • 対象建物：事務所ビル、共同住宅、店舗。
  • 階高：10階程度。
  • 水が新鮮。
  • 断水の恐れあり。
• 給水量：1人当たりの1日平均給水量。

  住宅：	160〜250ℓ/(人・日)
  事務所：	60〜120ℓ/(人・日)
  学校：	70〜100ℓ/(人・日)
  ホテル：	350〜450ℓ/(人・日)
  飲食店舗：	20〜130ℓ/(人・日)

• 給水圧力：0.4〜0.5MPa。

  一般水栓：	30kPa
  洗浄弁(FV)：	70kPa
  シャワー：	70kPa

• 管内流速：0.6〜2.0m/s以下
• 水槽類の法的基準
  • 貯水槽の下部、周囲は600�o以上。
    上部は1000�o以上の保守点検スペース。
  • 貯水槽の天井は、1／100以上の勾配。
  • 内部点検用マンホールは、Φ60�p以上。
  • 水抜き管、オーバーフロー管、通気装置が必要。
• 水柱分離：ポンプの急停止時、一時的に管内圧力が低下し、水が気化して空気だまりが発生すること。
• 水柱分離は、最上階の立て管と横走り管の間である。
• 上向き配管方式の給水管は、1／300程度の上り勾配配管にする。

• 貯湯式：ボイラなどで加熱した湯を、貯湯槽(ストレージタンク)で蓄える方式。
• 元止め式：瞬間湯沸かし器のスイッチにより、湯を出したり止めたりする方式。
  4号、5号、6号湯沸し器。
• 先止め式：給湯栓の開閉で湯を出したり止めたりする方式。
  10号、13号、16号湯沸し器。
• 号数：水温を25℃上昇させる時の流量値。
  1号：1.75kW、1分間当たり1ℓの湯流。
• 給湯温度：60℃程度。
• 給湯量
  • 住　宅：70〜150ℓ/(人・日)
  • 事務所：7.5〜11.5ℓ/(人・日)
• 給湯循環ポンプ
  • 配管内の湯温低下を防止為。
  • 返湯管側に設置。
  • 返湯管の径：給湯管径の概ね1／2。
  • 循環水量
    　　W＝Q／(60×�冲)　　(ℓ/min)　　W：循環水量(ℓ/min)、Q：循環管路からの熱損失(W)、
    　　�冲：給湯管温度(℃)−返湯管温度(℃)
  • 背圧に耐えること。
  • 吸い上げ可能水温は、60℃以下。
• 密閉式膨張水槽：逃し弁を設置。逃し弁の作動圧力は、膨張水槽に掛かる給水圧よりも高く設定する。
• シャワーヘッドや水栓のコマ部は、1年に1回以上、分解清掃を実施。
• 逃し弁は、1か月に1回、レバーハンドルを操作して作動確認する。
• 給湯循環ポンプは、1年に1回、作動確認を兼ねて分解清掃を実施。
• 自動空気抜き弁は、負圧になる様な所に設置してはいけない。
• 鋼管は、管内流速が速いと、潰食かいしょくが発生し易い。
• 潰食かいしょく：流速が速い時に、馬蹄形状に抉られる様に腐食する現象。

• 排水	−	＋	−	汚水
  		＋	−	雑排水(洗面、台所、風呂)
  		＋	−	雨水
  		＋	−	特殊排水

• 合流式：汚水と雑排水が一つの配管により排水。
• 分流式：汚水と雑排水が別々の配管で排水。
• 排水勾配

  管径	勾配	管径	勾配
  65�o以下	1／50	125�o	1／150
  75〜100�o	1／100	150�o以上	1／200

• 排水流速：0.6〜1.5m/s。
• ネジ込み式配水管継手(ドレネージ継手)は、方向性を有し、内面が平滑。
• 雨水排水立て管と汚水排水立て管は、兼用禁止。
• 1階の排水と2階以上の排水は別系統で、個別に屋外の排水桝に接続。
• 排水の下流方向の管径は、小さくしてはならない。
• 排水立て管の45°を超えるオフセットの上下600�o以内には、排水枝管の接続禁止。
• オフセット：配管経路を平行移動。
• 排水配管には、清掃口が必要。
• 飲料用水、消毒物などの貯蔵又は取り扱う機器や洗濯機などの排水は間接排水。
• 間接排水管の長さが500�o超の場合は、機器・装置等に近接してトラップを設置。
• 飲料用貯水槽などの排水口空間は、150�o以上。
• 寒冷地では、排水管を凍結深度以下に埋設。
• トラップの役目
  • 臭気を防止。
  • ネズミや害虫の侵入防止。
• トラップの種類
  • Sトラップ、Pトラップ、Uトラップ、椀トラップ(ベルトラップ)、ドラムトラップ。
  • 阻集器(グリーストラップ、ガソリントラップ)。
• トラップの封水深は、50�o〜100�o。
• トラップのディップ：封水の最低の有効封水深。
• 
• トラップの封水破壊(損失)の原因
  • 自己サイホン作用
  • 跳ね出しはねだし作用：管内の空気圧力が高くなり、逆に室内側に跳ね出す(逆流)こと。
  • 吸込み作用：管内の圧力が負圧になり、立て管へと封水が引っ張られてサイホン作用を起こすこと。(中間階)
  • 蒸発作用：排水が蒸発して封水が破られること。(ワントラップ)
  • 毛管現象：毛髪や繊維などによる毛管現象で、封水が破られること。
• トラップの封水破壊現象の防止策
  • 各個通気管の設置。
  • 器具底面の勾配の緩い器具の使用。
  • 不使用の床排水口の栓の設置。
  • 毛髪等の除去及び清掃。
  • (流入却断面積)／(流出却断面積)比の小さいトラップの使用。
• (流入却断面積)／(流出却断面積)比：排水がトラップへ流入する側と、流出する側の配管断面積の比のこと。
  　　　この比が大きいと自己サイホン作用が起き易い。
• 二重トラップの禁止：器具1個に対して、トラップ1個が原則。
• グリース阻集器：厨房・その他の調理場からの排水中の油脂分を分離・収集。
  　　　厨芥とグリースは、毎日、除去・清掃が望ましい。
• オイル阻集器：ガソリンなどを分離・収集。
  　　　通気管を設置する時は、単独系統として屋外に開放。引火・爆発の防止。
• 砂阻集器：土砂などを分離・収集。
  　　　トラップ封水深は、150�o以上。
  　　　排水管の沈積・閉塞の防止。
• トラップの口径：器具排水管の管径は、トラップの口径以上、且つ30�o以上。
• ブランチ間隔：排水立て管に、接続する排水横枝管又は排水横主管の間隔。
  　　　1ブランチ間隔は、2.5m超であること。
• ブランチ間隔数が、3以上の排水立て管で、ループ通気方式又は各個通気方式を用いる時は、通気立て管を設ける。
• 排水管の清掃口
  • 管径≦100�o以下：配管径と同一管径。
  • 管径＞100�o超：Φ100�oより小さくしてはならない。
  • 設置位置
    1. 排水横主管及び排水横枝管の起点。
    2. 延長が長い排水横管の途中。
    3. 排水管が45°超の角度で方向を変える箇所。
    4. 排水横主管と敷地排水管の接続箇所に近い所。
• 排水桝ます
  • 汚水桝、雨水桝、雑排水桝など。
  • 汚水桝の底部に、インバート設置。
  • 雨水桝と雑排水桝の底部は、深さ15�p以上の泥溜め設置。
  • 設置位置
    1. 敷地排水管の管内径の120倍を超えない範囲内。
    2. 敷地排水管の起点。
    3. 排水管の合流箇所、敷地排水管の方向変換箇所。
    4. 勾配が著しく変化する箇所。
    5. その他、清掃・点検上必要な箇所。
• 排水槽
  • 底部の勾配：排水ピットに向かって1／15〜1／10の勾配。
  • 内径60�p以上のマンホールを設置。
  • 単独通気配管とし、最小Φ50�o以上。
  • 臭気が漏れない構造。
• 排水水中ポンプ
  • マンホールは、ポンプの直上に設置。
  • 周囲の壁から、200�o以上離す。
• 通気取出し部は、垂直ないしは45°以内。
• 各個通気管は、器具トラップウェアから管径の2倍以上離れた位置から取り出す。
• 排水立て管の掃除口は、排水立て管の最下部又はその付近に設置。
• 排水槽及び排水設備の清掃は、6か月以内ごとに1回。

• 排水管内の流れをスムーズにする。
• トラップの封水を保護する。
• �@伸頂通気方式：排水立て管の頂部をそのまま延長して、大気に開放する方式。
  　　　通気立て管を設置しない。
  �A各個通気方式：各器具トラップごとに通気管を設け、その通気管を通気横枝管に接続して、
  　　　その通気横枝管の末端を、通気立て管又は伸頂通気管に接続する方式。
  　　　自己サイホンの防止に有効。
  　　　器具トラップのウェア(トラップの溢れ面)から管径の2倍以上離れた位置から取り出す。
  �Bループ通気方式(回路通気方式)：各系統の末端の器具の立て管寄りに通気管を取り出す方式。
  　　　その階の最高位の器具のあふれ縁より150�o以上立ち上げ、通気立て管に接続する。
• 通気立て管：排水立て管で、ブランチ間隔数が3以上の場合、各個通気方式又はループ通気方式の場合は、通気立て管を設置する。
• 結合通気管(逃し通気管)：排水立て管から分岐し、通気立て管に接続するもの。
  　　　最上階から数えてブランチ間隔数10以内ごとに設置する。
• 湿り通気管：排水管配管の節約の為、1〜2個の器具の排水管と通気管を兼用する部分。
• 返し通気管：器具の通気管を一度立ち上げてから、また立ち下げて排水横枝管などに接続する通気管。
• 通気管の取出し
  • 排水横管：垂直ないし45°以内。
  • 通気立て管の下部：通気立て管と同一管径で、最低位の排水横枝管より低い位置で排水立て管に接続するか、又は排水横主管に接続。
  • 通気立て管の上部：伸頂通気管とするか、最高位の衛生器具のあふれ縁から150�o以上立ち上げて伸頂通気管に接続
• 床下通気配管の禁止、通気管どうしの床下接続の禁止。
• 雨水立て管に通気立て管の接続禁止。
• 浄化槽、汚水ピット及び雑排水ピットなどは、単独通気配管。
• 換気ダクトとの接続禁止。
• 通気配管内の水滴が排水管へ流れる様に勾配を付ける。
• 特殊継手排水方式：伸頂通気方式の一種。集合住宅などで採用。
• 許容圧力差：排水系統に支障を起こさない限度内で、通気の起点と終点との間に許容される圧力差。
• 通気管の末端を窓・換気口などの付近に設置する場合：その上端から600�o以上立ち上げて大気開口又は開口部から水平に3m以上離して大気開口。
• 屋上などを庭園・物干し場などに利用する場合：屋上から約2.0m以上通気管を立ち上げる。
• ループ通気管は、自己サイホン作用の防止には有効ではない。
• 排水横主管以降が満流となる場合：通気立て管を設置。
• ルーフドレインのストレーナーの開口面積は、雨水管の管径の2倍程度必要。
• 阻集器のトラップの封水深は、100�o以上でも良い。

• 大便器
  1. 洗い出し式：和風、水の勢いでトラップ側に排出する方式。臭気発散。
  2. 洗い落とし式：和風・洋風、汚物を一旦留水中に落下させてから洗浄。汚物付着。
  3. サイホン式：洋風、サイホン作用を利用。汚物が付着し難く、跳ね返りが少ない。
  4. サイホンジェット式：洋風、サイホン式よりも排水能力が強力。ジェット噴流。
  5. サイホンボルテックス式：洋風、サイホン作用に、回転運動を与える渦巻作用を加える方式。
• 小便器
  1. 自動洗浄方式：自動サイホン式、タイマー電磁弁式、光センサー電磁弁式。
• 吐水口回転型水栓は、不衛生である為、使用しない方が良い。
• 大便器洗浄弁の吐水量：15ℓの水を10秒間(給水圧力100kPa)。
• 小便器洗浄弁の吐水量：5ℓの水を10秒間。
• 衛生器具の手入れ・清掃：
  1. 陶器：中性洗剤、柔らかい布・スポンジ
  2. 金具：ミシン油・自動車用WAX、柔らかい布。
  3. 人工大理石：中性洗剤、柔らかい布・スポンジ。
  4. ほうろう、プラスチック、ステンレス：弱アルカリ性洗剤。
  5. 陶器製大便器の底部：塩素系洗剤。
• 大便器の節水型の洗浄水量
  • 1型：8.5ℓ
  • 2型：6.5ℓ

• 雑用水：水道水と比較して、低水質の水を、水洗トイレ用水、冷却・冷房用水、清掃用水、散水、噴水・人工池などの修景用水などに使用すること。
• 雑用水の水質基準

  pH値	5.8(酸)〜8.6(アルカリ)	7日以内ごと	7日以内ごと
  臭気	異常でないこと	7日以内ごと	7日以内ごと
  外観	ほとんど無色透明	7日以内ごと	7日以内ごと
  遊離残留塩素	0.1mg/ℓ以上	7日以内ごと	7日以内ごと
  大腸菌群	未検出のこと	2か月以内ごと	2か月以内ごと
  濁度	2度以下	2か月以内ごと	非該当

  　　　　　　　　　　(水栓便所用)
  • 結合残留塩素の場合は、0.4mg/ℓ以上。
  • 病原性物に汚染される恐れがある場合：
    　　※遊離残留塩素：0.2mg/ℓ以上。
    　　※結合残留塩素：1.5mg/ℓ以上。
• 生物処理槽：汚濁物質を吸着・酸化分解し、フロック化し排水と分離し易くする。
• ろ過装置：浮遊物質と排水を分離。
• 膜分離装置：浮遊物、コロイド粒子、高分子の有機物などと排水を分離。
• 活性炭吸着装置：溶解性有機物を除去し、脱色・脱臭する。
• オゾン処理：有機物を酸化分解し、殺菌、脱色・脱臭する。
• 排水再利用水の配管・施工・維持管理
  • 上水給水管とクロスコネクションの防止。
    竣工時は、着色水検査の実施。
  • 容易に判別出来る様に、塗装や文字表示。
  • 誤飲防止の為に、ステッカー等の貼付。
  • 手洗い付き洗浄用タンクには、使用禁止。
  • スライム(汚泥状物質)が付着し易いので水中の残留塩素を消費してしまう恐れがある。
    ※配管及び機器の維持管理を適切に行う必要がある。
• 浮上分離法：凝集剤を用いて加圧し、常圧へ吐出する事により、N-H(ノルマルヘキサン抽出物質)、SSを浮上分離する為、発生汚泥は多い。

• 浄化槽：現在は、合併浄化槽を指す。
• みなし浄化槽：旧構造基準の単独処理浄化槽と呼び、区別する。
• 浄化槽からの放流水の水質基準：
  　　BOD：20mg/ℓ以下、BOD除去率：90%以上
• 処理対象人員：
  • 一人あたり：200ℓ/(人・日)
  • BOD負荷量：40g/(人・日)
  • 算定単位：�@定員、�A延べ面積、�B便器数。
• 生物処理方式：
  • 生物膜法
  • 活性汚泥法
• 生物膜法：汚水を接触材表面の生物膜と接触させる事により浄化する。
  • 好気性処理…接触ばっき方式、回転板接触方式、散水ろ床方式。
  • 嫌気性処理…嫌気ろ床接触ばっき方式。
• 活性汚泥法：汚水をばっ気槽内に浮遊している活性汚泥(好気性微生物)に接触させて浄化する。
  1. 標準活性汚泥方式
  2. 長時間ばっ気方式
• pH：水素イオン濃度、pH＝中性、pH＜7：酸性、pH＞7：アルカリ性。
• N-H：ノルマルヘキサン抽出物質
  水中の不揮発性炭化水素、グリース、動植物油脂などの不揮発性油分と、炭化水素誘導体、脱脂酸類、界面活性剤なども含む。
  mg/ℓ。
• TOD：全酸素要求量
  mg/ℓ。
• TOC：総有機体炭素
  mg/ℓ。
• MLSS：ばっ気槽浮遊物質。汚泥を105℃で乾燥した時の重量。
  mg/ℓ。
• MLVSS：ばっ気槽有機性浮遊物質
  MLSSから600℃での強熱減量を差し引いた有機物質含量。
  mg/ℓ。
  なお、強熱残留物は、無機物質。
• SV：汚泥沈殿率
  汚泥の沈降性や濃度などを示す指標。
  mg/ℓ。
  • SV30：メスシリンダーで30分間静止沈殿後の沈殿汚泥量を百分率で表したもの。
• SVI：汚泥容量指標
  汚泥の沈降性を示す指数。
  mℓ/g。
• 処理対象人員が、500人超の時は、技術管理者を置かなければならない。
• 汚泥は、沈殿槽で沈降分離後、ばっ気槽へ返送される。
• 接触ばっ気槽の必要量
  (流量BOD量／BOD容量負荷)×充填率

• 消防用設備など
  1. 消防の用に供する設備
     1. 消火設備
     2. 警報設備
     3. 避難設備
  2. 消防用水
  3. 消火活動上必要な施設
• 冷却効果：水や泡により、熱を吸収。
• 窒息効果：酸素を遮断。
• 屋内消火栓設備：自衛消防組織等が初期消火に使用。
• スプリンクラー設備：散水式の自動消火設備で、初期消火に有効な設備。
  • 開放型：舞台など。
  • 閉鎖型：一般的。湿式／乾式。
  • 放水圧力：0.1MPa〜1.0MPa。
  • 放水量：80ℓ/min。
• 連結送水管設備：公設の動力消防ポンプを連結し、建物内部へ送水。
  • 地階を除く7階以上。
  • 地階を除く5階以上で、延べ面積が6000�u以上。
  • 地下街で、延べ面積が1000�u以上。
  • 放水口は、一般の建物では3階以上の階ごと、地下街では地階ごとに設置。
  • 地上11階以上の階ごとに、放水用器具付き放水口を設置。
  • 放水口を中心に半径50mごとに設置。
  • 主管の内径は、100�o以上。
• 連結散水設備
  • 地階の床面積が、700�u以上で設置。
  • 散水ヘッド数(一の送水区域)
    • 開放型：10以下。
    • 閉鎖型：20以下。

• 都市ガス
  • メタンガスを主成分とする液化天然ガス(LNG：Liquefied Natural Gas)を原料としている。空気より軽い。
  • 供給ガスの発熱量は、高発熱量で表示。
  • 低圧供給方式：0.1MPa未満
  • 中圧供給方式：0.1〜1.0MPa
  • 高圧供給方式：1.0MPa以上
• ＬＰガス
  • プロパンガス、ブタンガスの総称。
  • 液化石油ガス(LPG：Liquefied Petroleum Gas)のこと。空気より重い。
  • ガスボンベの設置位置
    • 内容量20ℓの容器は、火気の2m以内に設置してはならない。
    • 屋外に置くこと。
    • 転倒防止チェーンで固定。
    • 周囲の温度は、40℃以下。
• ガス漏れ警報機
  • マイコンメーターは、地震震度5以上で自動遮断する。
  • 都市ガス：水平距離8m以内、天井面30�p以内に設置。
  • ＬＰガス：水平距離4m以内、床面30�p以内に設置。
• 理論排ガス量：理論空気量と混合して燃焼した生成分。理論空気量より20〜40%の過剰空気が入る。
  理論排ガス量＞理論空気量
• ＬＰガス発熱量＞都市ガス発熱量　　(約2倍)
• ヒューズガス栓：過大にガスが流れると、ガスを自動的に停止。
• 引込み管ガス遮断装置：建物へのガス引込み管に設置され、緊急時は操作によりガスを停止。

• 配管用炭素鋼鋼管：SGPガス管
  • ネジ接合が容易。
  • 白管：亜鉛メッキ。
  • 黒管：メッキをしていないもの。
• 圧力配管用炭素鋼鋼管：スケジュール管
  • スケジュール番号が大きいほど管厚が厚い。
• 亜鉛メッキ鋼管：SGPW
  • SGPガス管に、厚く亜鉛メッキをしたもの。
• 硬質塩化ビニルライニング鋼管
  • SGP-VA管：黒ガス管＋内面ライニング
  • SGP-VB管：SGPW＋内面ライニング
  • SGP-VD管：黒ガス管＋内面ライニング
• 耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管
  • 瞬間式湯沸し器の給湯配管に使用してはならない。
• ポリエチレン粉体ライニング鋼管
  • SGP→ポリエチレン粉体熱融着
• ステンレス鋼管
  • 最高使用圧力：1MPa以下。薄肉管。
  • 細い管：メカニカル接合
  • 太い管：TIG溶接。フランジ接合。
• 鋼管用継手
  • ネジ込み式可鍛鋳鉄製
  • ネジ込み式鋼管製
  • 水道用樹脂コーティング
  • 内面硬質塩化ビニルライニング鋼管
    • コア内蔵継手
    • 管端防食形継手
• 銅合金継目なし管
  • 耐食性に優れるが、給湯用では潰食や孔食を受ける。
  • 肉厚：(厚)K、L、M(薄)
• 水道用銅管：1形と2形
  • 2形は、銅合金継目なし管のL、Mと同じ。
• 被覆銅管：3〜6�oの塩化ビニル又はポリエチレン被覆をしたもの。
• 銅管用継手
  • JIS規格：チーズ、エルボのみ。
  • JCDA規格：その他の継手。
  • 接合法：はんだ付け、ろう付け、プレス式接合。
• ポリエチレンライニング鉛管
• 鉛管用継手
  • はんだ付け：裸の鉛管。
  • メカニカル継手：ポリエチレンライニング鉛管。
• ダクタイル鋳鉄管
• 水道用ダクタイル鋳鉄管
• 鋳鉄管用継手
  • メカニカル継手、フランジ継手、プッシュオン継手。
• 硬質塩化ビニル管：50℃以下で使用。
  • VP：硬質塩化ビニル管
  • HIVP：耐衝撃性硬質塩化ビニル管
• 耐熱性硬質塩化ビニル管：90℃以下で使用。
  • 使用温度が高くなると、最大許容圧力は低下する。
• ポリエチレン管
  • 1・2種単層管
  • 1・2種2層管
  • 2種：高密度ポリエチレン
• プラスチック管用継手
  • TS接合、ゴム接合：接着剤使用。
• 水道用サドル付き分水栓
• 割T字管
• 止水弁：給水管を分岐取出した後に取り付ける(敷地内)。
• 仕切弁：水の止水のみを目的。半開状態では、流体抵抗が大きい。
• 玉形弁：止水と流量調整が可能。圧力損失が大きい。
• 逆止弁：逆流を防止する。
  • スイング式：水平・垂直方向に取り付け。
  • リフト式：水平方向のみに取り付け。
  • バネ式
  • ダイアフラム式：水撃作用の緩和作用。

• 貯水槽清掃時は、塩素剤で2回以上消毒。
• ＦＲＰ製水槽の、水槽照度率が0.1%以下。
• 中央式給湯設備の常時給湯温度60℃。

◆空気環境
• COの測定法：検知管法、定電位電解法。
• CO₂の測定法：検知管法、光干渉計法、非分散型赤外線分析計法。
• オゾンの測定法：検知管法、紫外線吸収法。
• NO_Xの測定法：ザルツマン法、化学発光法、フィルタバッジ法など。
• SO_Xの測定法：紫外線蛍光法、溶液導電率法など。
• 酸素濃度の測定法：ガルバニ電池方式、ポーラログラフ法など。
• アスベストの測定法：計数法、質量法、X線回析分析法、ローボリームエアサンプラ。
• ダニ・アレルゲンの測定法：エライザ(ELISA)法。
• 臭気の測定法：オルファクトメーター法。
• 室内粉じんの質量濃度を直接求めるには、セパレータ(分粒装置)付きのローボリームエアサンプラを用いるが、ディジタル粉じん計、分光濾紙じんあい計などで測定された相対濃度に、ある一定の係数を乗じて相当質量濃度として求めることが可能。
• 室内空気中の浮遊粉じん濃度は、粉じんの化学的組成を考慮せずに、相対沈降径が10μm以下の粒子状物質を対象に、質量濃度で規定されている。
  標準となる測定法は、ローボリームエアサンプラに拠る方法である。
• 浮遊微生物の捕集法：培地法、フィルタ法。
• ホルムアルデヒドの測定法

  ◎精密測定法
  �@DNPH捕集−HPLC法(高速液体クロマトグラフ法)	・DNPHカートリッジは、冷蔵保存。 ・オゾンによる負の妨害。
  �Aホウ酸溶液捕集−AHMT吸光光度法	・インピンジャー、分光光度計を用いる。 ・妨害ガスの影響なし。
  �BTFBA捕集−GC/MS法。
  ◎簡易測定法
  �@光電光度法	・妨害ガスの影響少ない。
  �A燃料電池法
  �B検知管法	・酸・アルカリ性物質の影響大きい。
  ◎試料のサンプリング法
  �@アクティブ法	・ポンプで強制的に空気を通過。
  �Aパッシブ法	・補修剤の吸着面に捕集。

• ラドンガスの測定法：放射能濃度で表わす。
  • アクティブ法…半導体型測定器
  • パッシブ法…特殊フィルム
• 揮発性有機化合物：VOC：WHOでは、沸点により次の様に定義。

  �@VVOC	0℃〜50-100℃	プロパン、ブタンなど。
  �AVOC	50-100℃〜240-260℃	ホルムアルデヒド、トルエン、アセトンなど。
  �BSVOC	240-260℃〜380-400℃	DDT、可塑剤、PCB、PBB。
  �CPOM(Particulate Organic Matter)	380℃以上

• TVOC…VOC(Volatile Organic Compounds)の総量。
  • TVOCモニター…湿度と干渉ガスの影響。
  • 固相捕集・加熱脱着…GC/MS法−優
  • 固相捕集・溶媒抽出…GC/MS法−劣
  • 容器採取…GC/MS法
• スモークテスタ：煙を利用して室内の気流や通気性を調査する計器。
• 粉じん粒径
  • ストークス径：100nm以上。
  • 空気力学径：10nm〜100nm以上。
  • エアロゾルの幾何相当径：20μm以上。

• ストークス域：	レイノルズ数2以下の領域。 レイノルズ数に反比例。
  アレン域：	レイノルズ数3〜499の領域。 レイノルズ数の2乗に反比例。
  ニュートン域：	レイノルズ数500以上の領域。 レイノルズ数とは無関係。

◆ボイラー

• 水管ボイラー：	火炉に水管を設ける方式。 伝熱面積が広く、高圧、大容量。 起動時間が短く、高圧に適する。 貫流ボイラーを含む。
  煙管ボイラー：	ドラム(水室)に煙管を設ける方式。 取扱いが容易。 高圧・大容量には適さない。 丸ボイラーとも言う。
  鋳鉄製ボイラー：	低温・低圧で、暖房用、給湯用。 温度120℃、圧力0.1MPa、水頭圧50m、容量4t/h。

◇補充知識
• 低圧蒸気配管圧力：0.01〜0.2MPa。
• ダンプネス：湿気があり、ジメジメした状態を示す。
• 気送管：エアシューターのこと。
• モリエル線図：冷凍サイクルにおける冷媒の相変化と圧力の関係を示す図。
  p-h線図とも言う。
• 比容積：重量1�sの蒸気の占める容積(m³)。
• 飽和温度＝沸点。
• 飽和蒸気＝湿り飽和蒸気。
• 1Pa：面積1�u上に働く力1N。⇒N/�u
• ゲージ圧力＝絶対圧力−大気圧。
• 大気圧：760�oHg＝1atm＝1013.25hPa。
• 水頭圧：1013.25hPa＝0.1013MPa＝10.2m。
• 静圧：単位体積当たりの圧縮エネルギー。
  　　　流れに対して垂直方向に作用する。
• 動圧：単位体積当たりの運動エネルギー。
  　　　ピトー管によって測定される。
• 全圧＝静圧＋動圧。⇒ベルヌーイの定理。
• 携帯電話の局所SAR許容値：2W/�s。
• マイクロ波：300M〜300GHz。
• 電磁波の速度：300,000�q/s＝3.0×10⁸m/s

◆蒸気圧縮サイクル
• 圧縮機：蒸発器で気化した冷媒蒸気を圧縮する。
  　　　低圧⇒高圧。
• 凝縮機：高温・高圧の冷媒蒸気を冷却・液化する。
  　　　熱は外部へ放出。
• 受液器：液化した液冷媒を貯蔵する。
• 膨張弁：液冷媒を減圧し、低圧・低温の湿り蒸気状態にする。
• 蒸発器：湿り蒸気状態の冷媒を蒸発させ、外部の熱を除去する。

◇補充知識
• 置換換気：床面から給気し、居住域に温度成層を形成して、汚染質を上昇気流に乗せて搬送し、天井面の排気口から排出。
  　　　したがって、温度成層を乱さない為に、給気は低風速且つ低温を要する。
• 必要換気回数：
  n(回)＝(必要換気量(m³/h))／(室の容積(m³))
• フィルタの圧力損失(ろ過式)
  • HEPA：100〜500Pa
  • 一般空調用：50〜100Pa
• 防振系の基本固有周波数：機器の加振周波数の1／√2よりも低い周波数に設定。
• 設計光束維持率：ランプの初光束値(100時間値)と、ランプを交換する直前の光束との比。
• 熱供給事業(熱供給事業法)
  • 一般の需要。
  • 加熱能力：21GJ/h以上。
  • 複数の建築物への供給。
  • 事業者は、需要家と資本関係の無い第三者、又は自家使用にならない事業者。
• 音の強さのレベルの基準値：10^-12(W/�u)
• 音圧レベルの基準音圧：2×10^-5(Pa)
• 一般廃棄物処理業は、市町村長の許可。⇔産業廃棄物処理業は、都道府県知事の許可。
• 地盤：
  • 沖積層：軟弱な地盤。
  • 洪積層：良好な地盤。
  • 土塩層：地耐力が大きい。第三紀層。

◆空気調和機の熱交換器
• 冷水温度：5〜7℃
• 温水温度：40〜60℃
• 通過風速：2.5m/s
• コイル列数：4〜8列
• コイル型式：プレートフィン型コイル
• 熱交換器の機器損失水頭は、冷温水ヘッダーの機器損失水頭よりも大きい。

◆冷温水配管
• ダイレクトリターン方式：往き管は、ポンプから近い機器順に各機器へ接続し、返り管は、ポンプから遠い機器から順に近い機器へ配管する方式。
• リバースリターン方式：：往き管は、ポンプから順に各機器へ接続し、返り管は、ポンプから近い機器から順に遠い機器へ配管する方式。

◆音圧レベルの伝搬特性
• 面音源(a×b)からの距離：d＜(a／π)：面音源
• 面音源(a×b)からの距離：(a／π)＜d＜(b／π)：線音源
  　　線音源は、音源からの距離が2倍で、3dBずつ減衰。
  　　10倍で10dB減衰。
• 面音源(a×b)からの距離：(b／π)＜d：点音源
  　　点音源は、音源からの距離が2倍で、6dBずつ減衰。
  　　10倍で20dB減衰。

◆演色評価数
• JISの基準光との比較の上で測定対象となる光源が、演色評価用の色素を照明した時に生じる色ずれを指数化したもの。
• 基準光を見た時を100、色ずれが大きくなるに従い、数値が小さくなる。

◆直射日光による水平面照度
• 水平面照度＝法線照度×sinh
  h：太陽高度

◇補充知識
• 光環境においては、暗順応よりも明順応の方が早く順応する。
• 直接昼光率は、室内の表面の反射率の影響を受けない。
  直接昼光率＝τMRΦ　　(%)
  τ：窓ガラスの透過率、
  M：汚れ等によるガラスの透過率の劣化割合を示す維持率、
  R：採光面積から枠などを除いた透明部分の有効面積の比率、
  Φ：窓の立体角投射率。
  昼光率＝直接昼光率＋間接昼光率
• 間接昼光率は、室内の仕上げ面等に反射してから受照面に入射する光による昼光率。
• 昼光率とは、全天空照度に対する室内の測定点の照度の比を百分率で表したもの。
• 全天空照度とは、全天空からの直射日光を除く照度のこと。
• 有害物質の負荷量と影響
  • 正常調節⇒代償的調節⇒一時的機能障害⇒恒久的障害

■空調吹出口
• 面状吹出口：有孔天井を用い、天井前面から微風速で吹き出す。
• 軸流吹出口：誘引比と拡散角度が小さく、到達距離が長い。
• 線状吹出口：誘引比が大きく、均一な温度分布を得易い。
• 輻流吹出口：空気が放射状に広がる為、誘引比が大きく、温度分布が均一。
• 空気伝搬音：空気中を伝わっていく音。
  　　距離減衰や遮蔽物により減衰。
• 固体伝搬音：床や壁などを伝わっていく音。
  　　空気伝搬音より減衰し難い。

◇補充知識
• 開口部を通過する風量は、開口部前後の圧力差の平方根に比例して増加する。
• 直線ダクトの圧力損失は、風速の2乗に比例して増加する。
• 吸込み気流速は、吸込み口から距離の2乗に反比例して減衰する。

・居室の必要換気量(CO₂基準)

室名	換気量 (m3/(m3・h))
事務所	7.2
デパート(一般売場)	20.0
デパート(食品売場)	30.0
レストラン	30.0
宴会場	37.5
劇場・映画館	50.0
美容室・理容室	6.0

• 空気齢：給気口から、室内のある点まで到達するまでの時間。短いほど新鮮。
  空気齢＋余命＝空気寿命
• 幾何学相当径：幾何学的性質から定める。
  • 長径、短径、定方向径、定方向等分径など。
• 物理的相当径：物理的性状から定める。
  • ストークス径、空気動力学径、光散乱径など。
• 終端速度：重力、遠心力、速度、抗力などの力が吊り合って変化しなくなった時の速度。
• 温度差換気量は、流路の長さに比例して減少する。
• 相当開口面積(開口部の実効面積)：開口部の面積×流量係数

・在室密度と必要換気量

室名	密度 (�u/人)	換気量 (m3/(�u・h))
事務所(一般)	4.2	6.0
デパート(一般売場)	1.5	20.0
宴会場	0.8	37.5
ホテル客室	10.0	3.0
食堂(営業用)	1.0	30.0

• 空気環境の項目の不適合率
  1. 相対湿度(特に冬季)(夏季は良好)
  2. CO2(換気量不足)
  3. 浮遊粉じん(著しく改善)
  4. 温度
• 相対湿度の不適率は、暖房期は60%以上、冷房期は2%程度。

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