中国南方航空(CSN(China Southern Airlines))
新潟−ハルビン間に週4便(月/水/金/日曜日)就航している。機材は、Airbus A320を使用している。
中国東方航空(CES(China Eastern Airlines))
新潟−上海(浦東)間に週2便(水/土曜日)就航している。機材は、Airbus A320或いはMcDonnell Douglas MD-90を使用している。
なお、Airbus A320による運航が多いようである。
ダリアビア航空(KHB(Dalavia Far East Airways))
新潟−ハバロフスク間に週2便(月/金曜日)就航している。機材は、Tupolyeva Tu-154M或いはTupolyeva Tu-214を使用している。
なお、Tupolyeva Tu-154Mによる運航が多いようである。
ウラジオストク航空(VLK(Vladivostok Air))
新潟−ウラジオストク間に週2便(木/日曜日)就航している。機材は、Tupolyeva Tu-154M或いはTupolyeva Tu-204を使用している。
なお、Tupolyeva Tu-154Mによる運航が多いようである。
当初は、新潟−ウラジオストク間に週2便(木/日曜日)のみの運航であったが、ダリアビア航空(KHB(Dalavia Far East Airways))の経営破たんにより、
新潟−ハバロフスク間の週2便(月/金曜日)の運航を引き継いだ。
これにより、新潟空港にはダリアビア航空(KHB(Dalavia Far East Airways))の就航はなくなり、ウラジオストク航空(VLK(Vladivostok Air))のみの就航となっている。
コンチネンタル航空(COA(Continental Airlines))/コンチネンタル・ミクロネシア航空(CMI(Continental Micronesia Airlines))
新潟−グアム間に週2便(火/土曜日)就航している。機材は、Boeing 737を使用している。
大韓航空 (KAL(Korean Air))
新潟−ソウル仁川(インチョン)間に毎日就航している。機材は、Boeing 737を使用している。
なお、この便はKALとJALの共同運航便となっており、KALの機材と乗員で運航されている。
TOKI AIR
TOKI AIRは、新潟県のローカル航空会社である。
TOKI AIRの本社所在地は、新潟県新潟市東区松浜町であり、新潟空港内となっている。
TOKI AIRの設立は、2020年(令和2年)7月29日に設立され、2021年(令和3年)2月18日に本社を現在地に移転した。
TOKI AIRの初号機は、ATR-72-600(JA01QQ)で2022年(令和4年)10月10日に納入され、2号機はATR-72-600(JA02QQ)でカーゴフレックス対応型となっている。
なお、TOKI AIRの初就航は2024年(令和6年)1月31日の新潟空港発⇒札幌丘珠空港行便(BV101便)である。
また、TOKI AIRの就航は、国内の航空業界では新規参入は15年ぶりである。
Airbus A320
Airbus A320は、エアバス社(Airbus IndustrieからAirbus S.A.S.に社名変更)が製造している近・中距離向け商業旅客機である。標準的な機体では、座席数が150席程度となっている。
また、Airbus A320の特徴としては、民間旅客機初となるデジタルフライバイワイヤ、グラスコックピット及びサイドスティックによる機体操縦を導入した。
更に、機体に新素材を導入するなどして、機体の扱いやすさや燃費性能を向上させる。
なお、エンジンは『CFM インターナショナル CFM56』或いは『インターナショナル・エアロ・エンジンズ V2500』のいずれかのターボファンエンジンを選択可能で、主翼下にパイロンを介して二基搭載されている。
Airbus A320の機体の仕様は、34.10m(全幅)、37.57m(全長)、11.76m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-5-A1(ターボファン)×2、11,340kg/基となっており、飛行性能は、巡航速度が840q/h、航続距離2,380qとなっている。
Airbus A319
Airbus A319は、エアバス社(Airbus IndustrieからAirbus S.A.S.に社名変更)が製造している小型商業旅客機である。標準的な機体では、座席数が124席程度となっている。
Airbus A320ファミリーの一機種であり、基本的な機体仕様はA320と同様であるが、機体胴体が短い。日本国内の航空会社での導入実績は無い。
Airbus A319の機体の仕様は、34.09m(全幅)、33.84m(全長)、11.76m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-5B6(ターボファン)×2、10,712kg/基となっており、飛行性能は、最大巡航速度が1,003q/h、航続距離3,300qとなっている。
Boeing 737
Boeing 737は、ボーイング社(The Boeing Company)が製造している短距離向け小型ジェット旅客機である。標準的な機体では、座席数が100席〜150席程度となっている。
また、ボーイング社としては初めて2名操縦可能となった機体ではあるが、Boeing 737の第二世代から、デジタルフライバイワイヤやグラスコックピットによる機体操縦を導入している。
なお、エンジンは『CFM インターナショナル CFM56-3B』と言うターボファンエンジンを、主翼下にパイロンを介して二基搭載されている。このエンジンのカウルは、おむすび型(-400)をしているのが特徴的である。
Boeing 737は、Airbus A320に対抗するために最新鋭の技術を盛り込んだNG(Next-Generation)シリーズへと近代化された。NGシリーズは、エンジンを『CFM インターナショナル CFM56-7B』に統一されている。
また、Boeing 737-800にはブレンデット・ウイングレットと呼ばれる大型のウィングが両主翼端に装備されている。
-400(第二世代) -300の胴体を延長したタイプ。標準的な機体では、座席数が約150名程度となっている。
機体の仕様は、28.88m(全幅)、36.40m(全長)、11.10m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-3C-1(ターボファン)×2、10,600kg/基となっており、航続距離は約4,000kmとなっている。
日本では、日本トランスオーシャン航空(JTA)、JALエクスプレス(JEX)、スカイネットアジア航空(SNA)及び北海道国際航空(AIR DO)に導入されている。
-500(第二世代) -200の様に胴体を短縮したタイプ。標準的な機体では、座席数が約120名程度となっている。
機体の仕様は、28.88m(全幅)、31.01m(全長)、11.07m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-3B(ターボファン)×2、10,660kg/基となっており、航続距離は約4,500kmとなっている。
また、この-500までの機体をクラシック737と呼ばれる。
-700(第三世代) AirBus A320に対抗して開発・製造されたシリーズで、NG(Next-Generation)シリーズと呼ばれる。標準的な機体では、座席数が約150席程度となっている。
NGシリーズは、ダッシュ以降の番号が大きくなるにしたがって、胴体長が長くなっている。
機体の仕様は、34.30m(全幅)、33.60m(全長)、12.50m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-7B(ターボファン)×2、12,030kg/基となっており、航続距離は約6,000kmとなっている。
-800(第三世代) 標準的な機体では、座席数が約190名程度となっている。
機体の仕様は、34.30m(全幅)、39.50m(全長)、12.50m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-7B(ターボファン)×2、12,380kg/基となっており、航続距離は約5,500kmとなっている。
-900(第三世代) Boeing 737シリーズで最大の機体である。標準的な機体では、座席数が約215名程度となっている。
機体の仕様は、34.30m(全幅)、42.10m(全長)、12.50m(全高)、エンジンの仕様は、CFM56-7B(ターボファン)×2、12,380kg/基となっており、航続距離は約5,000kmとなっている。
McDonnell Douglas MD-90
McDonnell Douglas MD-90は、マクダネル・ダグラス社(McDonnell Douglas)が開発・製造した双発リアエンジンの大型短距離ジェット旅客機である。標準的な機体では、座席数が166席程度となっている。
McDonnell Douglas MD-90は、ダグラス・エアクラフト社(Douglas Aircraft Company)のDC-9の発展型であり、1989年から開発が開始され、1993年に初飛行及び製造が開始された。
McDonnell Douglas MD-90の路線就航は1995年からであるが、前シリーズのMD-80の様な人気は得られず、MDシリーズ中最少生産数(117機)となった。
なお、マクダネル・ダグラス社(McDonnell Douglas)は、1997年にボーイング社(The Boeing Company)に吸収合併されている。
機体の仕様は、32.87m(全幅)、46.50m(全長)、9.40m(全高)、エンジンの仕様は、IAE V2525-D5(ターボファン)×2、11,339kg/基となっており、巡航速度は約815q/h、航続距離は約2,330kmとなっている。
また、特徴としては、高効率な主翼とT字型尾翼、及び胴長な機体である。
Bombardier Canadair Regional Jet 200(Bombardier Aerospace CR-J200)
Bombardier Aerospace CR-J200は、ボンバルディア・エアロスペース社(Bombardier Aerospace)が製造している短距離輸送用ジェット旅客機である。標準的な機体では、座席数が50席程度となっている。
Bombardier Aerospace CR-J200は、CR-J100からエンジンを換装したタイプであり、このCR-J100の開発は1989年に開始され、初飛行は1991年5月に行っている。
機体の仕様は、21.21m(全幅)、26.77m(全長)、6.22m(全高)、エンジンの仕様は、GE CF34-3B1(ターボファン)×2、4,182kg/基となっており、巡航速度は約860q/h、航続距離は約3,148kmとなっている。
また、特徴としては、胴体後部にターボファン型ジェットエンジンを二基搭載しているため、T字型尾翼を持つナローボディ旅客機となっている。
なお、主翼端にはウィングレットが装備されている。
Bombardier Challenger 600(Bombardier Aerospace CR-J700)
Bombardier Aerospace CR-J700は、ボンバルディア・エアロスペース社(Bombardier Aerospace)が製造している短距離輸送用ジェット旅客機である。標準的な機体では、座席数が68席程度となっている。
Bombardier Aerospace CR-J700は、CR-J100/200からエンジンを大型化したタイプであり、このCR-J700の開発は19897年に開始され、初飛行は1999年5月に行っている。
機体の仕様は、23.2m(全幅)、32.3m(全長)、7.6m(全高)、エンジンの仕様は、GE CF34-8C5B1(ターボファン)×2、6,255kg/基となっており、巡航速度は約876q/h、航続距離は約2,256kmとなっている。
また、特徴としては、胴体後部にターボファン型ジェットエンジンを二基搭載しているため、T字型尾翼を持つナローボディ旅客機となっている。
なお、主翼端にはウィングレットが装備されている。
Bombardier Aerospace DHC8‐Q400
Bombardier Aerospace DHC8‐Q400は、ボンバルディア・エアロスペース社(Bombardier Aerospace)が改良・製造しているターボプロップ双発旅客機である。標準的な機体では、座席数が74席程度となっている。
Bombardier Aerospace DHC8‐Q400は、デ・ハビランド・カナダ DHC-8(de Havilland Canada DHC-8)を改良した機種で、このデ・ハビランド・カナダ DHC-8(de Havilland Canada DHC-8)の開発は1980年代から始まり、1983年6月20日に初飛行している。
なお、デ・ハビランド・カナダ社(de Havilland Canada)は、1992年にボンバルディア・エアロスペース社(Bombardier Aerospace)によって買収されている。
機体の仕様は、28.42m(全幅)、32.84m(全長)、8.34m(全高)、エンジンの仕様は、Pratt & Whitney Canada PW150A(ターボプロップ)×2、5,071shp/基となっており、巡航速度は約667q/h、航続距離は約2,522kmとなっている。
また、特徴としては、主翼は直線翼で高翼配置であるため、主脚はエンジンナセル後部に収納される。更に、尾翼はT字型尾翼となっている。
Fokker F50
Fokker F50は、フォッカー社(Fokker Aeroplanbau)が開発したターボプロップ双発旅客機である。標準的な機体では、座席数が56席程度となっている。
Fokker F50は、同社のFokker F27の後継機で、1983年から開発が始まり、初号機の初飛行は1987年2月13日で、1996年まで製造された。
機体の仕様は、29.00m(全幅)、25.25m(全長)、8.32m(全高)、エンジンの仕様は、Pratt & Whitney Canada PW125(ターボプロップ)×2、2,500shp/基となっており、巡航速度は約522q/h、航続距離は約2,055kmとなっている。
なお、正式な型式名は、Fokker F-27-050である。
Beechcraft B300
Beechcraft B300は、ビーチ・エアクラフト社(The Beech Aircraft CorporationがRaytheon Companyに企業買収された)が製造している双発ターボプロップ旅客機である。Beechcraft B300は、King Air 350とも呼ばれる。
また、Beechcraft B300は快適性/積載量/経済性において、小型ジェットビジネス機市場と一部重複している。
なお、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)社製PT6-60A(1,050shp)と言うターボプロップエンジンを主翼に二基搭載されている。
機体の仕様は、17.65m(全幅)、14.22m(全長)、4.37m(全高)となっており、飛行性能は、最大運用高度は10,670m、最大巡航速度は578q/h、航続距離は3,270qとなっている。
特徴は、主翼にウィングレットが装備され、後退角のあるT字型尾翼である。
Beechcraft C90A
Beechcraft C90Aは、ビーチ・エアクラフト社(The Beech Aircraft CorporationがRaytheon Companyに企業買収された)が製造している双発ターボプロップ旅客機である。Beechcraft C90Aは、King Air 90とも呼ばれる。
エンジンはプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)社製PT6A-21(580shp)と言うターボプロップエンジンを主翼に二基搭載されている。
機体の仕様は、15.32m(全幅)、10.82m(全長)、4.33m(全高)となっており、飛行性能は、最大運用高度は9,084m、最大巡航速度は454q/h、航続距離は2,611qとなっている。
なお、日本においては、練習機や訓練機としての導入例が多い。
Sikorsky Aircraft S76C
Sikorsky Aircraft S76Cは、シコルスキー・エアクラフト社(Sikorsky Aircraft Corporation)が製造している双発ターボシャフトエンジンの中型民間用ヘリコプターである。
スマートなフォルムと乗り心地の良さから、海上保安庁などの公用を始め、報道、警察及び社用機など広く運用されている。
エンジンは、アリエル(Turbomeca Arriel)社製1S1ターボシャフトエンジン(725shp)が二基搭載されている。なお、同じSikorsky Aircraft S76でもタイプ(A/B/C)により、搭載エンジンは異なる。
機体の仕様は、16.00m(全長)、13.41m(ローター径)、4.42(全高)となっており、巡航速度は240q/h、航続時間は3.0hとなっている。
参考までに、タイプ別のエンジンは、次のとおりである。
・Sikorsky Aircraft S76A … アリエル(Turbomeca Arriel)社製1Sターボシャフトエンジン(701shp)又はアリソン(Allison)社製250-C30Sターボシャフトエンジン(650shp)が二基搭載され、巡航速度は287q/h、航続距離は748qとなっている。
・Sikorsky Aircraft S76B … プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)社製PT6B-36Bターボシャフトエンジン(981shp)が二基搭載され、巡航速度は287q/h、航続距離は680qとなっている。
・Sikorsky Aircraft S76C+ … アリエル(Turbomeca Arriel)社製2S1ターボシャフトエンジン(833shp)が二基搭載され、巡航速度は287q/h、航続距離は832qとなっている。
Aerospatiale AS365N2
Aerospatiale AS365N2は、アエロスパシアル社(Aerospatiale、France Toulouse)が製造している双発ターボシャフトエンジンの中型高速・長航続距離ヘリコプターである。
Aerospatiale AS365N2は、1975年1月24日に試作初号機が初飛行をしており、特徴としては、低騒音のためのブルーエッジと呼ばれるメインローターのブレード先端の特殊形状、テールローターが円筒成型の中心に埋め込まれたフェネストロン形状(タグテットファン)がある。
エンジンは、アリエル(Turbomeca Arriel)社製1C2ターボシャフトエンジン(737shp)が二基搭載されている。なお、同じAerospatiale AS365でもタイプ(C/N1/N2/N3)により、搭載エンジンは異なる。
機体の仕様は、13.68m(全長)、11.94m(ローター径)、3.98(全高)となっており、最大巡航速度は257q/h、航続距離は760qとなっている。
また、愛称は、Dauphin(ドーファン)である。
なお、アエロスパシアル社(Aerospatiale)は、EADS(European Aeronautic Defence and Space Company、Germany)と1992年にヘリコプター部門同士が合併して、ユーロコプターグループ(Eurocopter Group、France Marignane)となっている。
Aerospatiale AS332L1
Aerospatiale AS332L1は、アエロスパシアル社(Aerospatiale、France Toulouse)が製造している双発ターボシャフトエンジンの大型高速・長航続距離ヘリコプターである。
Aerospatiale AS332L1は、当初から軍民共用として開発され、Aerospatiale AS332L1の基となったSud-Aviation SA330は1978年9月13日に試作初号機が初飛行をしている。
エンジンは、マキラ(Turbomeca Makila)社製1A1ターボシャフトエンジン(1,819shp)が二基搭載されている。
機体の仕様は、18.70m(全長)、16.20m(ローター径)、4.95(全高)となっており、最大巡航速度は278q/h、航続距離は870qとなっている。
また、愛称は、Super Puma(シュペールピューマ)である。
なお、アエロスパシアル社(Aerospatiale)は、EADS(European Aeronautic Defence and Space Company、Germany)と1992年にヘリコプター部門同士が合併して、ユーロコプターグループ(Eurocopter Group、France Marignane)となっている。
Gulfstream V
Gulfstream Vは、ガルフストリーム・エアロスペース社(Gulfstream Aerospace Corporation)が製造している双発ジェットビジネス機である。
エンジンは、ロールスロイス社(Rolls-Royce)BR710ターボファンエンジン(推力6.7t)が胴体後部に二基搭載されている。
なお、主翼端にはウィングレットが装備されている。この主翼は、主低翼配置の後退翼となっている。
また、機体の仕様は、28.50m(全幅)、29.40m(全長)、7.89m(全高)となっており、巡航速度は約900q/h、航続距離は約12,000kmとなっている。
Cessna 560 Citation V
Cessna 560 Citation Vは、セスナ航空機社(Cessna Aircraft Company)が製造している双発ジェットビジネス機である。
Cessna 560 Citation Vは、Citation II/SPの発展型であり、初飛行は1987年である。機体の仕様は、15.90m(全幅)、14.90m(全長)、4.57m(全高)となっている。
エンジンは、プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)社製JT15D-5Aターボファンエンジン(推力1,315s)が胴体後部に二基搭載されている。
なお、主翼は直線翼となっている。また、エンジンが胴体後部に搭載されているがT字型尾翼ではないため、通常の位置よりも高い位置に尾翼が取り付けられている。
Cessna 560 Citation Vの飛行性能は、巡航速度が約796q/h、航続距離は約3,632qとなっている。
U-125A(BAe125-800)
U-125A(BAe125-800)は、ブリティッシュ・エアロスペース社(British Aerospace:BAe)が製造した双発ジェット機である。なお、U-125は現在ホーカービーチクラフト社(Hawker Beech Aircraft)Hawker 800として製造されている。
エンジンは、ギャレット社(Garrett Systems)TFE731-5R-1Hターボファンエンジン(推力1,950kg)が胴体後部に二基搭載されている。
なお、U-125Aには胴体下面に捜索用レーダーアンテナなど、日本独自の救難思想に基づき国内で救難具設置などの内装工事が施された。
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)は、シコルスキー・エアクラフト社(Sikorsky Aircraft Corporation)が製造している双発ターボシャフトエンジンの救難ヘリコプターである。
自衛隊では、機体を三菱重工業がライセンス生産、エンジンはGE製 T700-GE-401C(T700-IHI-401C)をIHI石川島播磨重工がライセンス生産したUH-60Jを運用している。なお、UH-60Jは航空自衛隊と海上自衛隊で導入・運用されている。
UH-60Jは、航続距離が長く救難可能区域も広いので、ほぼ防空識別圏内をカバーできる。これにより、遭難者を生存可能時間内に救助できる区域が広がっている。
Tupolyeva Tu-154M
Tupolyeva Tu-154Mは、ソビエト連邦のツポレフ設計局で開発された3発ジェット旅客機である。Tupolyeva Tu-154Mは、Boeing 727の様なスマートな機体が特徴的である。
Tupolyeva Tu-154MのベースとなったTupolyeva Tu-154は、1968年10月4日に初飛行している。なお、Tupolyeva Tu-154Mは西側(日本を含む)の騒音規制をクリアさせたものである。
エンジンは、ソロヴィヨーフ設計局製の『D-30KU-154-II』と言うターボファンエンジン(推力10,614kg)を、胴体後部に三基搭載されている。第3エンジンの空気取り入れ口が楕円形になっていることがTu-154Mの特徴である。
Tupolyeva Tu-204-300
Tupolyeva Tu-204-300は、ロシアのツポレフ設計局で開発された双発ジェット旅客機である。初飛行は1995年で、フライ・バイ・ワイヤ、グラスコックピット及び航空電子機器の装備、ウイングレットの装着など近代化が図られている。
また、機体には特殊な金属素材が使用されている様である。更に、ロシア製航空機では初めて他国製エンジンを搭載した旅客機である。
Tupolyeva Tu-204-300は、ベースとなったTupolyeva Tu-204よりも胴体が6m短くなっており、機体の仕様は、42.00m(全幅)、40.00m(全長)、13.88m(全高)となっている。
エンジンは、ソロヴィヨーフ設計局製の『Aviadvigatel PS(Pavel Aleksandrovich Soloviev)-90A』と言うターボファンエンジン(推力16,000kg)を、主翼下に二基搭載されている。
EMBRAER 170
EMBRAER 170は、ブラジルのEMBRAER社(Empresa Brasileira de Aeronautica S.A.)が製造している双発小型ジェット旅客機である。
EMBRAER社は、1999年にERJ 170の開発を決定し、名称をEMBRAER 170に変更して、2002年2月に初号機の初飛行を行っている。
機体の特徴は、ダブル・バブル構造という丸を二つ重ねた胴体となっており、胴体内径の違いから、座席幅、通路幅、天井高及び足元居住性に優れている。
また、フライ・バイ・ワイヤによる操縦系統、ウィングレット及び強力なフラップの装備などが、他の小型ジェット旅客機よりも優れていると言われている。
機体の仕様は、26.00m(全幅)、29.90m(全長)、9.85m(全高)、エンジンの仕様は、GE社(General Electric Company)CF34-8E(ターボファン)×2、推力約6,350kg/1基となっており、飛行性能は、最大巡航速度は871q/h、航続距離は3,100qとなっている。
EMBRAER 190
EMBRAER 190は、ブラジルのEMBRAER社(Empresa Brasileira de Aeronautica S.A.)が製造している双発小型ジェット旅客機である。
EMBRAER社は、EMBRAER 170の胴体延長型としてEMBRAER 190を開発し、2004年4月に初号機の初飛行を行っている。
EMBRAER 190の型式認証は、2005年8月にブラジル、2005年9月にFAA(Federal Aviation Administration)、2006年にEASA(European Union Aviation Safty Agency)から取得している。
機体の特徴は、ダブル・バブル構造という丸を二つ重ねた胴体となっており、胴体内径の違いから、座席幅、通路幅、天井高及び足元居住性に優れている。
なお、EMBRAER 190の基本的な構造、アビオニクス及びEFIS(Electronic Flight Instruent System)などは、EMBRAER 170と共通している部分がかなり多い。
また、フライ・バイ・ワイヤによる操縦系統、ウィングレット及び強力なフラップの装備などが、他の小型ジェット旅客機よりも優れていると言われている。
機体の仕様は、28.72m(全幅)、36.24m(全長)、10.28m(全高)、エンジンの仕様は、GE社(General Electric Company)CF34-10E(ターボファン)×2、推力約7,757kg/1基となっており、飛行性能は、最大巡航速度は871q/h、航続距離は3,100qとなっている。
ATR-72-600
ATR-72-600は、フランスとイタリアのコンソーシアムのATR社(Avions de Transport Regional)が製造している双発小型ターボプロップ旅客機である。
ATR社は、ATR-42の胴体延長型としてATR-72-600を開発し、1988年10月に初号機の初飛行を行っている。
機体の特徴は、高翼配置の後退角の無い細長い主翼となっており、尾翼はT字尾翼となっている。
また、主脚は、胴体側下面のバルジ内に収める形状となっている。
なお、標準座席数は72席で、ATR-72-600からグラスコックピット化された。
機体の仕様は、27.1m(全幅)、27.1m(全長)、7.7m(全高)、エンジンの仕様は、プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)社製PW127XT-M(ターボプロップ)×2、軸出力約2,750shp/1基となっており、飛行性能は、最大巡航速度は500q/h、航続距離は1,370qとなっている。