この地域で開催された航空自衛隊・新潟分屯基地の創設45周年祭を見学しましたので、その様子・風景を掲載します。


2008. June 航空自衛隊・新潟分屯基地(創設45周年祭)
2008.6.15(SUN)
航空自衛隊・新潟分屯基地(創設45周年祭)
航空自衛隊・新潟分屯基地(創設45周年祭)
航空自衛隊 新潟救難隊
航空自衛隊 新潟救難隊
U-125A(BAe125-800)
U-125A(BAe125-800)
U-125A(BAe125-800)
U-125A(BAe125-800)
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)
V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)
V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)
V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)
U-125A(BAe125-800)
U-125A(BAe125-800)
展示風景(U-125A,UH-60J,MU-2S,V-107A)
展示風景(U-125A,UH-60J,MU-2S,V-107A)
画像サイズ:640×480

2008年6月15日(日)に、新潟空港で開催された時の様子です。『創設45周年祭』と言うことで(広報活動の一環)、入場料等は無く、無料で入場できました。
当日は、日曜日で、快晴と言う天候にも恵まれ子供連れのご家族や航空機マニアなどが多く混雑していました。中には、ブルーシートを敷いてピクニック気分の方も多かったです。

航空機のTシャツ、プラモデル、ポスター及び小物などを販売している売店や、アイスクリーム、焼きそば、焼きコーン及びラーメンなどの飲食物を販売している売店なども出店していて子供連れのご家族には絶好の行楽になったことと思います。

まず、展示されていた航空機は6機で、しかも救難隊と言うことで戦闘機などの展示はありませんでした。午前中には、救難ヘリUH-60Jのデモフライトがあり、救難ヘリコプターとは言うものの多少アクロバティックな飛行を展示してくれました。
普通ヘリコプターは、機体を水平にしたまま上昇・降下をしますが、ヘッドを上げての急上昇や、ヘッドを下げての急降下は、戦闘ヘリの様でたいへん迫力がありました。

また、格納庫は、航空自衛隊中部航空音楽隊の演奏会場と子供用エアドーム会場に改装されていました。子供達は、エアドームの中でとても楽しそうに遊んでいました。
救難捜索機U-125Aの戦闘ヘルメット体験着用や救難ヘリV-107Aへの乗り込み体験は人気があり、多くの方が列に並んでいました。戦闘ヘルメット体験着用は子供向けだったこと、V-107Aへの乗り込み体験は長蛇の列で時間が掛かりそうだったので諦めました。
(格納庫に立ち入って気が付いたのですが、駐機中のU-125A(BAe125-800)などには、AC200V(400Hz)の電源を供給する様です。電圧(AC200V)はともかく、交流周波数(400Hz)が高いのには驚きました。)

午後には、C1(Kawasaki Heavy Industries, Ltd.)輸送機が飛来していました。

なお、14日(土)に発生した『岩手・宮城内陸地震』の影響により、当初の予定だった救難捜索機U-125A、ブルーインパルス、海上保安庁新潟航空基地ヘリコプター及び新潟県警察航空隊ヘリコプターの飛行展示は中止となりました。

やはり、地方の催し物と言うことで、混雑したとは言え、苦痛を伴うほどの混雑ではありませんでした。見学したいポイントは、特に並ぶ必要も無く、すぐに見られると言う状況でした。
最後に、この『創設45周年祭』の為に、多くの自衛官が交通案内や交通整理等を親切に行ってくれていました。感謝したいと思います。


航空自衛隊救難隊
 航空救難隊は、航空自衛隊の捜索救難の中核を担う組織である。主な任務は、事故航空機の搭乗員の捜索と救助や緊急空中輸送業務などである。

U-125A(BAe125-800)
 U-125A(BAe125-800)は、乗員4名の救難捜索機で救難捜索機MU-2Sの後継機との位置付けである。
 機体の仕様は、15.66m(全幅)、15.60m(全長)、5.36m(全高)、7.35t(重量)、エンジンの仕様は、TFE731-5R-1H(ターボファン)×2、推力:1,950kg/基となっており、飛行性能は、最大速度:約820km/h、航続距離:約4,000kmとなっている。

UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)
 UH-60J(Sikorsky Aircraft Corp. Black Hawk)は、アメリカの救難専用ヘリコプターHH-60Aに航空自衛隊向けの赤外線暗視装置、気象レーダー及び精密な慣性航法装置を搭載するなどの改造を施した救難ヘリコプターである。
 機体の仕様は、5.43m(全幅)、15.65m(全長)、5.13m(全高)、16.36m(ローター径)、エンジンの仕様は、T700IHI-401C(ターボシャフト)×2、最大出力:1,662shp/基となっており、飛行性能は、最大速度:約265km/h、航続距離:約1,295km、実用上限限度:約4,000mとなっている。

MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)
 MU-2S(Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.)は、三菱重工業が製造した双発の多目的小型ビジネスプロペラ機であるが、航空自衛隊救難隊では乗員4名の救難捜索機として活躍している。
 特徴としては、@小型軽量であるが室内容積が大きい、A下方視界性が優れている、B高速巡航性能及び航続力が優れている、C悪天候下でも良好な操縦・安定性等の確保などとなっている。
 機体の仕様は、11.9m(全幅)、10.7m(全長)、3.9m(全高)、3.6t(重量)、エンジンの仕様は、TPE331-25AB(ターボプロップ)×2、最大出力:605shp/基となっており、飛行性能は、最大速度:約460km/h、航続距離:約1,700kmとなっている。

V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)
 V-107A(Boeing Vertol Sea Knight)は、乗員5名の救難ヘリコプターで、Sikorsky S-62の後継機との位置付けである。
 機体の仕様は、5.02m(全幅)、13.59m(全長)、5.15m(全高)、15.24m(ローター径)、エンジンの仕様は、CH58-IHI-110-1(ターボシャフト)×2、最大出力:1,250shp/基となっており、飛行性能は、最大速度:約250km/h、航続距離:約1,000km、実用上限限度:約4,200mとなっている。

update:2008.08.23

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