683系特急電車
683系特急電車は、2001年(平成13年)3月に登場した西日本旅客鉄道(JR西日本)と
北越急行(株)の特急電車である。681系特急電車の後継として導入されている。
このため、電気方式は、直流1,500Vと交流20,000V(60Hz)となっており、西日本旅客鉄道(JR西日本)と
北越急行(株)への直通相互乗り入れが可能である。
683系特急電車は、アルミ合金製車体、IGBT方式へ変更及びモータ出力の増強など681系特急電車から改良が行われた。
683系特急電車は、北陸本線では『
サンダーバード』として0番台が、東海道本線・北陸本線では『
しらさぎ』として2000番台が運用されている。
また、北陸本線では『
雷鳥』として4000番台も運用されている。
更に、
北越急行(株)が所有している
『はくたか』として8000番台が運用されている。
683系特急電車の仕様は、20,670(20,600)mm(全長)、3,490mm(全高)、2,915mm(全幅)、35.5t(クロ683自重量(大阪側))/34.5t(クハ683自重量(金沢・富山側))、モーター出力は245kW(4000番台は255kW)となっており、最高速度は160km/hとなっている。
なお、東海道本線及び北陸本線において、最高営業速度は130q/hであるが、
北越急行ほくほく線内においては、国内最高営業速度160q/hを誇っている。
281系特急電車
281系特急電車は、1994年(平成6年)9月4日に登場した西日本旅客鉄道(JR西日本)の特急電車である。
281系特急電車は、関西国際空港の開港に合わせて運行を開始しており、関空特急『
はるか』専用車両となっている。
なお、JR新大阪駅での停車及び旅客の乗降はあるものの、JR大阪駅での停車は無く、次の停車駅はJR天王寺駅である。
281系特急電車の仕様は、20,740(20,000)mm(全長)、3,550mm(全高)、2,920mm(全幅)、203.4t(6両編成重量)、モーター出力は180kWとなっており、営業最高速度は130km/hとなっている。
また、電気方式は直流1,500Vであり、制御方式はGTOサイリスタ-VVVFインバータ制御となっている。
381系特急電車
381系特急電車は、1973年(昭和48年)に登場した日本国有鉄道の振子式特急電車である。
振子式電車とは、曲線区間の通過速度の向上と乗り心地の改善を図るために、曲線区間の通過時に車体を内側に傾斜する電車である。
381系特急電車は、軽量化と振子作用を効果的にするためにアルミニウム合金製構体となっており、冷房装置は床下に設置するなどして低重心化も図られている。
381系特急電車の仕様は、21,300mm(全長)、3,383mm(全高)、2,920mm(全幅)、電気方式は直流1,500Vで、モーター出力は120kWとなっており、営業最高速度は120km/hとなっている。
また、阪和線の『
スーパーくろしお』の新宮側の先頭車両はパノラマ型グリーン車となっている。
HOT7000系気動車
HOT7000系気動車は、1994年(平成6年)12月3日から智頭急行(株)が運行している特急形気動車(ディーゼル車)である。車体はステンレス製で、富士重工業(株)が開発・製造した。
HOT7000系気動車は、制御付自然振子方式の振子気動車である。
HOT7000系気動車の仕様は、21,300mm(全長)、3,385mm(全高)、2,839mm(全幅)、エンジンはコマツ製SA6D125H-1A(355ps/2,000rpm)×2、トルクコンバーターは変速1段・直結2段式となっており、営業最高速度は130km/hとなっている。