Ferrari F2005/Tipo055
Ferrariは、1950年のF1(FIA(Federation Internationale del' Automobile) Formula One World Championship)初開催から参戦している、シャシー/エンジンともに開発・設計する数少ないチームである。
Ferrariは、優勝回数は208回、コンストラクターズを16回、ドライバーズタイトルを15回受賞している(2008年現在)。なお、経営的にはフィアットの傘下にある。
Ferrari F2005/Tipo055は、2005年4月3日(SUN)のBahrain GPから投入された。これは、2004年シーズンにおいてFerrari F2004/Tipo053が圧倒的に強く18戦中15勝12PPの成績を上げたため、第2戦までこのFerrari F2004/Tipo053がFerrari F2004M/Tipo053として参戦したからである。
Ferrari F2005の仕様は、4,545mm(全長)、1,796mm(全幅)、959mm(全高)、3,050mm(ホイールベース)、1,450mm/1,405mm(トレッド)、605kg(総重量)、シャシーの仕様は、カーボンファイバー・ハニカム構造、カーボンファイバー製・ダブルウィッシュボーン(フロント/リアサスペンション)、エンジンの仕様(Tipo055)は、90°V10/2,997cc(総排気量)、880ps(出力)、18,600rpm(最高回転数)となっている。
Ferrari F2005/Tipo055は、出走回数は17回、優勝回数は1回、3位以内回数は8回とF1マシンとしては成功していない。
NISSAN R390 GT1
NISSAN R390 GT1は、ル・マン24時間レース(24 heures du Mans)制覇の為に、日産自動車が開発したレーシングカーである。1997年に初参戦し、1998年には総合第3位の成績を残している。
また、1998年の日産ワークスとして参戦した3台のNISSAN R390 GT1は、全て上位総合6位以内に入っており、プライベートチームから参戦したNISSAN R390 GT1(1997年製)も総合10位に入り、参戦した4台全てが完走した。性能としては、最高出力:650ps、最高速度:約300km/h超と世界でも屈指のGTカーである。
なお、1999年からはNISSAN R391(オープンプロトタイプカー)にとって変わられた。
NISSAN R390 GT1の仕様は、4,720mm(全長)、2,000mm(全幅)、1,090mm(全高)、1,000kg(総重量)、シャシーの仕様は、ダブルウィッシュボーン(フロント/リアサスペンション)、エンジンの仕様(VRH35L)は、V8-90°DOHC/3,495cc(総排気量)、650ps(出力)となっている。
NISSAN IMSA 300ZX
NISSAN IMSA 300ZXは、日産自動車が1990年から投入したIMSA(International Motor Sports Association)のGTSクラスの競技用車両である。
1992年と1994年には、マニュファクチャラーチャンピオンシップ及びドライバーズチャンピオンカーに輝いている。特に、1994年には、伝統のあるデイトナ24時間、セブリング12時間耐久レースにおいて優勝している。
NISSAN IMSA 300ZXの仕様は、4,800mm(全長)、2,006mm(全幅)、1,016mm(全高)、シャシーの仕様は、スペースフレームとFRP製カウル、ダブルウィッシュボーン(フロント/リアサスペンション)、エンジンの仕様(VG30DETT)は、V6/2,140cc(総排気量)、700ps(出力)となっている。
NISSAN SKYLINE 2000GT-R
NISSAN SKYLINE 2000GT-Rは、日産自動車が開発し、1972年(昭和47年)10月の第19回東京モーターショーに『2000GT-Rレーシング仕様』が出品され、1973年(昭和48年)1月に販売された。
しかし、排出ガス規制により、197台が生産され、195台が販売されて終了した。
C110型SKYLINEは、SKYLINEシリーズの4代目にあたり、愛称が『ケンとメリーのスカイライン』で人気を博した。
また、丸型4灯式のテールランプとサーフィンラインが象徴的であった。
NISSAN SKYLINE 2000GT-Rの仕様は、4,460o(全長)、1,695o(全幅)、1,380o(全高)、2,610o(ホイールベース)、1,395/1,375o(トレッド前/後)となっており、シャシーの仕様は、マクファーソンストラット/セミトレーリングアーム、エンジン(S20型)の仕様は、直列6気筒DOHC-4バルブ1,989t(82.0o×62.8o)、圧縮比9.5、ソレックスダブルチョークキャブレター、160ps/7,000rpm、18.0s-m/5,600rpmとなっている。
MAZDA COSMO SPORT
MAZDA COSMO SPORTは、マツダ(株)が開発・製造し、1967年(昭和42年)5月に販売した小型2シータースポーツカーである。
MAZDA COSMO SPORTは、世界初の実用量産ロータリーエンジンを搭載した自動車でもある。
しかし、オイルショックにより販売は、1972年(昭和47年)に1,176台で終了した。
MAZDA COSMO SPORT(L10B)の仕様は、4,130o(全長)、1,595o(全幅)、1,165o(全高)、2,350o(ホイールベース)、1,260o/1,250o(トレッド前/後)となっており、エンジン(10B)の仕様は、ロータリーエンジン(491t×2)、圧縮比9.4、128ps/7,000rpm、14.2s-m/5,000rpmとなっている。
なお、MAZDA COSMO SPORT(L10A・前期型)の仕様は、4,140o(全長)、1,595o(全幅)、1,165o(全高)、2,200o(ホイールベース)、1,250o/1,240o(トレッド前/後)となっており、エンジン(10A)の仕様は、ロータリーエンジン(491t×2)、圧縮比9.4、110ps/7,000rpm、13.3s-m/3,500rpmとなっている。
TOYOTA 2000GT
TOYOTA 2000GTは、トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発したスポーツカーである。
TOYOTA 2000GTは、ヤマハ発動機に生産委託され、TOYOTAブランドで1967年(昭和42年)から1970年(昭和45年)までの間に販売された。
TOYOTA 2000GT(MF10)の仕様は、4,175o(全長)、1,600o(全幅)、1,160o(全高)、2,330o(ホイールベース)、X型バックボーンフレームとなっており、エンジン(3M-G)の仕様は、直列6気筒DOHC-1,988t(75o×75o)、ソレックスダブルチョークキャブ、圧縮比8.4、150PS/6,600rpm、18.0s-m/5,000rpmとなっている。
TOYOTA 2000GTは、1966年(昭和41年)10月1日から谷田部テストコースにおいてスピードトライアルを行い、世界記録を3個、国際新記録を13個樹立した。
なお、世界記録には排気量によるクラス区分は無く、国際記録はクラス区分があり、TOYOTA 2000GTはクラスE(1,500t〜2,000t)の国際記録樹立である。
TOYOTA 1600GT 5
TOYOTA 1600GT 5は、トヨタ自動車が開発・販売した小型スポーツカーである。
TOYOTA 1600GT 5は、1967年(昭和42年)8月から1968年(昭和43年)までの間に製造・販売された。
TOYOTA 1600GT(RT55)の仕様は、4,125o(全長)、1,565o(全幅)、1,375o(全高)、2,420o(ホイールベース)、1,290o/1,270o(トレッド)となっており、エンジン(9R-G)の仕様は、直列4気筒DOHC-1,587t(80.5o×78.0o)、ソレックスダブルチョークキャブ、圧縮比9.0、110PS/6,200rpm、14.0s-m/5,000rpmとなっている。
なお、TOYOTA 1600GTのボディーは、コロナハードトップ(40系)と共用となっていた。
TOYOTA CELICA 1600GT
TOYOTA CELICAは、トヨタ自動車が製造・販売した日本発のスペシャリティカーである。
TOYOTA CELICAは、1970年12月に最初のモデルが登場するが、当初は2ドアクーペのみであった。
1973年4月には、3ドアリフトバックが追加された。
TOYOTA CELICA 1600GT(TA27)の仕様は、4,215o(全長)、1,620o(全幅)、1,280o(全高)、2,425o(ホイールベース)、1,300o/1,305o(トレッド)となっており、エンジン(2T-G)の仕様は、直列4気筒DOHC-1,588t(85.0o×70.0o)、ソレックスダブルチョークキャブ、圧縮比9.8、115PS/6,400rpm、14.5s-m/5,200rpmとなっている。
なお、レギュラーガソリン仕様のエンジン(2T-GR)の仕様は、直列4気筒DOHC-1,588t(85.0o×70.0o)、ソレックスダブルチョークキャブ、圧縮比8.8、110PS/6,000rpm、14.0s-m/4,800rpmとなっている。
TOYOTA SPRINTER TRUENO
TOYOTA SPRINTER TRUENOは、トヨタ自動車が開発・製造した小型スポーツクーペである。
TOYOTA SPRINTER TRUENOは、1972年(昭和47年)3月から2000年(平成12年)8月まで、製造・販売されていた。
TOYOTA SPRINTER TRUENO(AE-86)の仕様は、4,215o(全長)、1,625o(全幅)、1,335o(全高)、2,400o(ホイールベース)となっており、エンジン(4A-GEU)の仕様は、直列4気筒DOHC-4バルブ1,587t(81.0o×77.0o)、圧縮比9.4、130ps/6,600rpm、15.2s-m/5,200rpmとなっている。
なお、TOYOTA SPRINTER TRUENO(AE-86)は、このシリーズの最後のFR(Front Engine Rear Drive)となった。
Lamborghini GALLARDO
Lamborghini GALLARDOは、イタリアのLamborghini社(Nuova Automobili Ferruccio Lamborghini SpA)が開発・製造したスーパーカーである。
Lamborghini GALLARDOが、最初に発表・販売されたのは2003年である。
エンジンの仕様は、90°V10(82.5o×92.8o)4,961cc、圧縮比11.1、500ps/8,000rpm、52.0kgf-m/4,250rpmとなっている。
車体の仕様は、4,300o(全長)、1,900o(全幅)、1,165o(全高)となっており、2,560o(ホイールベース)、1,622o(前トレッド)、1,592o(後トレッド)となっている。
駆動方式は、M-4WD(Midship Engine Four-Wheel Drive)、6MT又は6-Semi-ATとなっている。
Lotus Europa Special
Lotus Europa Specialは、ロータス社(Lotus Cars)が開発・製造し、1972年(昭和47年)から販売した小型スポーツカーである。
Lotus Europa Specialは、Lotus Europaシリーズの最終型で、1975年に製造・販売を終了している。
Lotus Europa Specialの仕様は、4,000o(全長)、1,635o(全幅)、1,080o(全高)、2,340o(ホイールベース)、1,375o/1,385o(トレッド前/後)、逆Y字型バックボーンフレームとFRP製カウル、730s(車両重量)となっており、エンジンの仕様は、直列4気筒DOHC-1,558t、126ps/6,500rpm、15.6s-m/5,500rpm、パワーウェイトレシオが5.79となっている。
DATSUN FAIRLADY2000 SR311
DATSUN FAIRLADY2000 SR311は、日産自動車が開発し、1967年(昭和42年)3月から1970年(昭和45年)11月まで製造・販売された。
DATSUN FAIRLADY2000 SR311の仕様は、3,910o(全長)、1,495o(全幅)、1,325o(全高)、2,280o(ホイールベース)、1,275o/1,200o(トレッド前/後)となっており、エンジン(U20型)の仕様は、直列4気筒OHC-1,982t(87.2o×83.0o)、145ps/6,000rpm、18.0s-m/4,800rpmとなっている。